修論発表まで耐えられるのか【残り6日】
日に日に迫ってくる発表会。そして見返せば見返すほど情けなくなる自分の研究とスライド。残すは本番だけなのだが、うまくいくとは思えない。
少しの時間耐えるだけでいいとは分かっているが、本当に怖いのは終わってからの時間。反芻的に思い出してしまうトラウマになるのではないだろうか。もっと自分に自信がなくなってしまうのではないだろうか。
先輩いわく、終わった後は開放感で満たされるらしい。そんな先輩の発表はうまくいっていたように見える。本当に炎上した場合は開放感などあるのだろうか。むしろ穴に隠れるようにビクビクしてしまうのではないだろうか。先生や先輩にどんな顔して会えばいいのか。後輩には何てクソな先輩だと思われるのではないだろうか。
こんなネガティブ思考を逆手にとって最悪の状況を想定してみようと思う。ただし遅刻してしまった。卒業ができない。というのはここでは扱わない。なぜなら前日は絶対に寝れないからだ。それは作業が山積みということではなく、メンタル的な問題だ。
最悪な状況
- 緊張して時間におさまらず最後は流して終了。
- 先生たちには何も伝わっていない。呆れられる。どうして練習をしなかったのか。準備不足だこいつは。と思われる。
- とりあえず前半の穴を突かれる。しかも痛いところに。
- うまく答えられないのが分かっているが、なんとか誤魔化そうとして支離滅裂な回答をする。先生からは学力だけでなく、対話能力の無さにも呆れられる。
- かわいそうに思ったのか他の先生が優しい質問をかける。前提知識を問うものだ。自分は情けをかけられていることに気がついているが、その質問にも答えられない。指導教官の顔を見ると完全に呆れている。
- 他の先生からはこいつには何を聞いてもダメだと思われている。だから難しい質問ではなく、それは〇〇ということでしょうか?という確認の質問がくる。自分はよく分からず「はい、そうです」と答える。先生はまぁそうだろうなという表情で質問を終える。
- 時間が余ってお通夜状態のなか、空気を読まない先生が追撃してくる。さっき適当に答えた部分に大きなミスがあったようだ。
- あたふたしていると終了のブザーがなる。指導教員は目を合わせてくれない。
- 終わったあとは誰とも顔を合わせられない。恥しかない。
こうして書いてみると無限にストーリーが湧いてきそうだった。文章に書き起こさずとも毎日こんな状況を考えているのだから恐ろしい。
とはいってもこの想定を踏まえて対策ができそうだ。少し考えてみる。
- 1,2の解決策:時間に余裕を持って結論スライドに入るようにする(最悪飛ばして時間調整ができる)
- 3,4の解決策:スライドに書いたことは入念にチェックする。派生した質問であれば答えられなくても仕方ないと割り切って回答する。
- 5の解決策:前提知識といって視点が異なると簡単じゃない。だから複数のテキストを使って広く浅く予習しておく。
- 6の解決策:それはこういうことでしょうか。質問の意味が分からない場合は言い換えてもらえるようにお願いする。自分の土俵で戦うように心がける。
- 7の解決策:適当に答えたのが一番の原因だ。答えられる部分だけ答えるようにすれば、知らなくても大丈夫。少なくとも誤魔化した部分の発展話題よりも勝ち目はある。
- 8の解決策:後で謝罪しに行けばいい。これまで頑張ってきた様子は見てくれているから、ただダメな子なんだなで済む話。誤魔化して信用のないやつからは逃れられる。
- 9の解決策:実際に会う機会なんて多くない。むしろ周りも気を遣ってくれているはずだ。ダメな先輩でもダメな後輩でもダメな学生でもいい。完璧な人よりも人間味がある。
とまあ、結局なんの解決にもなっていないわけである。ただしリカバリーはできる部分があるようだ。
要約すると
- 死ぬ気で準備しろ
- 答えられない時はごまかすな
- 呆れられてもアホ人間くらいで終わる
ということになる。特に発表内容的には
- 書いたことは周りも含めて抑えておけ
- 全ての回答は間違えていても自分なりの根拠を持つ
ということを意識してみようと思う。
後少し。多分というか絶対にきつい時間になるが、なんとか突破したい。